【日米交流シンポジウム「芸術と社会」 】開催のお知らせ
Japan – U.S. INTERCULTURAL SYMPOSIUM
ART FOR HUMANITY
日米交流シンポジウム「芸術と社会」
近年益々肥大化するSNS環境のもと、コロナ禍による景気低迷も大きく影響し、日本の芸術活動の多くは経済効果のみが重視される商業娯楽へと傾注しています。本シンポジウムでは、芸術の受け手である社会との関わりという視点で芸術を見つめ直し、分野を超えて発展的に議論していける環境を創造するために開催いたします。
日 時:2023年5月28日(日)18:30~20:00
場 所:東京俳優・映画&放送専門学校 8階特設会場
観覧費:無料(収録映像公開に関して同意いただいた上で事前のお申し込みが必要となります・定員に達し次第締切とさせていただきます)
【主催者ご挨拶】
梶原涼晴(ACTORS CLINIC 代表 / GROUP THEATRE 主宰 / 演出家)
現在私が代表を務めるアクターズクリニック創設者である塩屋俊監督が生前私に遺した言葉、それは「芸術には社会的弱者を助ける力がある」という言葉でした。そして今回来日するアダム・ガーバー氏との出逢いとなったステラ・アドラー・スタジオの創設者であるステラ・アドラーが遺した数ある名言のなかに、「劇場はその時代の精神と社会を映すレントゲン写真」という言葉があります。私は現在舞台芸術を中心に活動を続けていますが、演劇のみならず、今の日本において芸術文化と社会との関係は必ずしも良いとは言えません。ただ、その本質的な原因はそもそも、「お互いにお互いを必要としていない」という現実なのではないかと思っています。この現実を前に、私自身芸術に携わる者として、業界内で肩を寄せ合い傷をなめ合うのではなく、社会に責任をなすりつけるのでもなく、社会から必要とされる芸術とは、また、芸術を必要とする社会とは、そして芸術と社会の良好な相互関係とは、いかにして実現し得るのか、このシンポジウムを機会に、国境、分野を超えて出来る限りたくさんの方々と議論を重ねていきたいと願っています。以上に申し上げた主旨にご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加をいただけたら幸いです。
【ゲストから皆様へのメッセージ】
Adam Gerber(Stella Adler Studio of Acting NY Development Division Director)
スタジオ創立から75年の節目となる現在に至り、より大きなコミュニティに芸術と教育を提供するという私たちの基本理念は、財政的、物理的、文化的な障壁を越え、様々な方法で多くの人々に拡がり続けてきました。過去20年間に亘り、ステラ・アドラー「アーツジャスティスディヴィジョン」は、貧困に苦しむ人々のための無料プログラムに100万ドルを投資、ニーズに基づく奨学金支援に100万ドル以上を投資してきました。「アドラーユース」や「サマーシェイクスピア」といったプログラムは、演劇履修課程に参加できない高校生に温室レベルのトレーニングを提供します。「Ritual4Return」は、演劇や即興、ストーリーテリングを通じて、服役を経験した方がトラウマやスティグマを克服するのを支援しています。私たちはまた、ニューヨーク市矯正局と協力し、薬物依存問題からの回復を願う人々が彼らの人間性と彼らの周りにある世界の豊かさに再び繋がるのを支援するために「Outside/In」を開発しました。これらの取り組みは、ステラ・アドラーがかつて遺した、「これはドラマのコースではありません。それは、人間としてのあなたの可能性を開くためのコースです」という言葉を継承しています。今回のシンポジウムで、ステラ・アドラーの理念が現代社会において芸術が置かれた環境にとってのヒントになればと願っています。
【パネリストのご紹介】
原田眞人(映画監督・脚本家)
大久保公人(One Young World Japan 代表理事・Havas Worldwide Japan 前代表取締役)
藤井一成(株式会社ハッピーアワーズ博報堂 代表取締役社長)
米倉リエナ(株式会社ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオ 副社長・演技講師・演出家)
ボビー中西(株式会社BNAW 代表取締役 演技講師・演出家・プロデューサー)
EIJI LEON LEE(キャスティングディレクター・FILMSTA INC. 代表)
秋山真太郎(STAND FOR ARTISTS 代表・株式会社七十八 代表取締役社長)
Kai Issey
早坂シャーニィー(モデル・弁護士・One Young World Japan Ambassador)
大谷章文(ACTORS CLINIC 主任講師)
【日時】2023年5月28日(日)18:30~20:00(開場時間は18:00となります)
【会場】東京俳優・映画&放送専門学校 8階特設会場(東京都江戸川区西葛西3-14-9)
【観覧のお申込み・締切】actorsclinic.tokyo@gmail.com
①お名前、②お電話番号、③メールアドレスをご記入の上、上記アドレスまでメール送信ください。受付確認後、折り返し事務局よりご連絡をさせていただきます。お申し込み締切は5月26日(金)とさせていただきます。※締切前に会場観覧専用定員に達した場合はその時点で受付を締め切らせていただきますので予めご了承ください。
ニュースリリース
- 2024/10/29東京校
- 日米交流シンポジウム「芸術と社会 2024」~芸術と社会の共生を考える~ の映像を公開しました
- 2024/09/19【東京】レギュラークラス
- 2024年11月期新期生募集&10/9(水)、10/26(土)、10/28(月)、11/3(日)無料体験レッスン開催のお知らせ
- 2024/08/12【東京】ステラ・アドラー・ジャパン
- 【日米交流シンポジウム第二弾 芸術と社会 】8/25(日)開催のお知らせ